Google ドライブのフォルダの検索が遅い理由と、4つの対処【実測あり】

2026年10月8日 ・ 宮崎 翼(株式会社AppTalentHub)

パソコン版の Google ドライブ(エクスプローラーに「G:」などで出てくるドライブ)で、ファイルを探そうと検索窓に文字を入れたら、緑のバーがいつまでも伸びていく。結局見つからず、フォルダを1つずつ開いて探した。そんな経験はありませんか。

結論:Google ドライブのフォルダは、Windows の検索の「索引(目次)」に入りません。そのため、エクスプローラーは検索のたびに、フォルダの中を最初から1つずつ見て回ります。ファイルが多いほど遅く、「見つからない」ときがいちばん遅くなります。

この記事では、その仕組みと、実際に2万5千ファイルの会社のフォルダで測った数字、今日からできる対処をまとめます。

なぜ遅いのか ── 索引に入らないから

Windows の検索が速いのは、あらかじめパソコンの中のファイルを調べて「索引(目次)」を作っておき、検索のときはその目次を引くだけだからです。デスクトップやドキュメントのフォルダは、この目次に入っています。

ところが、パソコン版の Google ドライブのフォルダは、この目次に入りません。私たちが会社の Google ドライブ(G: ドライブ)で調べたところ、Windows の検索の目次に入っているファイルは 0 件でした。同じパソコンの C:\Users\… の下のフォルダは入っていました。

目次が無いと、エクスプローラーは検索のたびにフォルダを1つずつ開いて、名前を見て回ります。しかも Google ドライブは、ファイルの情報をネットの向こうから取ってくることがあるので、1件ごとに時間がかかります。これが「緑のバーがなかなか終わらない」の正体です。

このため、次のような特徴が出ます。

  • ファイルが多いほど遅い:見て回る数が増えるため。
  • 見つからないときがいちばん遅い:最後まで見て回らないと「無い」と言えないため。
  • 日によって速さが大きく変わる:Google ドライブの混み具合に左右されるため。
  • ファイルの中の文字で探すと、さらに遅い:1つずつ開いて読むため。

実際に測ってみた

会社の Google ドライブ(24,736 ファイル)で、同じ言葉を「エクスプローラー」と、手元に索引を作るソフト「FolderOS」で検索し、かかった時間を比べました(2026年9月30日・同じ Windows パソコン)。

やることエクスプローラーFolderOS
ファイルの名前で探す(6つの言葉)6.7〜7.5 秒0.004〜0.006 秒
(起動直後の1回だけ 0.06 秒)
ファイルの中の文字で探す131〜153 秒0.08〜0.27 秒
フォルダを開く(2回目以降)0.006〜0.009 秒0.001〜0.002 秒

測り方:エクスプローラーは、いちばん速かった回の数字。FolderOS は、いちばん遅かった回の数字(こちらに不利な比べ方です)。名前で探した結果の件数は、6つの言葉すべてで両者一致しました。中身で探すとき、FolderOS は先頭の200件で打ち切るため、件数は比べていません。

また、別の日に3,593 ファイルの Google ドライブで測ったときは、同じ「見積」の検索が 6 秒・10 秒・62 秒と、回によって大きく変わりました。どこにも無い言葉(「棚卸伝票」)を探したときは、0 件と分かるまでに 17 秒かかりました(いちばん速かった回でも)。

正直に書いておくこと

  • フォルダを初めて開く速さは、エクスプローラーとほぼ互角です。速くなるのは2回目以降と、検索です。
  • FolderOS が速いのは、手元に索引を作っておくからです。最初の索引づくりには、ファイルの数に応じて時間がかかります(裏で行うので、その間も使えます)。
  • 索引が効くパソコンの中のフォルダでは、エクスプローラー(Windows の検索)も十分に速く、PDF の中身まで探せます。差が大きく出るのは、Google ドライブや社内の共有フォルダ(NAS)です。

今日からできる4つの対処

1. 検索する場所を狭くしてから探す

エクスプローラーの検索は、いま開いているフォルダとその下を見て回ります。G: ドライブのいちばん上で検索せず、「取引先」「2026年度」など、ありそうなフォルダを開いてから検索すると、見て回る数が減って速くなります。

2. ファイル名に、探すときの言葉を入れる

「中身で探す」はとても遅いので、名前で見つかるようにしておくのがいちばんの近道です。たとえば 2026-10_見積_○○商事.xlsx のように、日付・書類の種類・取引先を名前に入れるルールを社内でそろえると、名前の検索だけで見つかるようになります。

3. ブラウザ版の Google ドライブで探す

ブラウザで開く Google ドライブ(drive.google.com)の検索は、Google のサーバーの索引を引くので、ファイルの中身まで速く探せます。見つけたあとは、パソコンのフォルダで同じ場所を開き直す手間はかかりますが、「どこにあるか分からない」ときには有効です。

4. 手元に索引を作るソフトを使う

エクスプローラーの代わりに、Google ドライブや共有フォルダの中身も含めて手元に索引を作るソフトを使う方法です。私たちが作っている FolderOS(フォルダーOS)はその1つで、見た目とキー操作をエクスプローラーとそろえてあるので、今日から同じ手つきで使えます。

  • ファイル名に加え、Word・Excel・PowerPoint やテキストの中の文字でも探せます。
  • 索引はそのパソコンの中に作ります。ファイルを別の場所へ移す必要はありません。
  • 右クリックの「AI に頼む」で、書類の要約や期限の拾い出しもできます(パソコンの中で動く無料の AI を使えば、書類は外へ出ません)。
  • Microsoft Store から無料で入手でき、ログインも要りません(Windows 10・11)。

Google ドライブの検索の遅さを、手元で比べてみてください

いつも使っている会社のフォルダで、エクスプローラーと並べて同じ言葉を検索すると、違いがいちばんよく分かります。

まとめ

  • パソコン版の Google ドライブのフォルダは、Windows の検索の索引に入らない。
  • そのためエクスプローラーは検索のたびに全部を見て回り、ファイルが多いほど、見つからないときほど遅い。
  • 対処は「場所を狭くして探す」「名前に探す言葉を入れる」「ブラウザ版で探す」「手元に索引を作るソフトを使う」の4つ。

※ 数字は2026年9月時点で、私たちのパソコンと会社のフォルダで測ったものです。パソコンの性能、ファイルの数、Google ドライブの混み具合によって変わります。