FolderOS の「AI に頼む」は、この PC の中で動く無料の AI のほか、自分で用意した鍵(API キー)で、Claude・ChatGPT・Gemini にもつなげます。このページは、その鍵のつなぎ方を AI ごとに書いた手順書です。
先に結論:まずこの PC の無料の AIから試すのがおすすめです。鍵も契約も要らず、書類は PC の外に出ません。速さや賢さが足りないと感じたら、Claude・ChatGPT・Gemini のどれか1つを足します。
つなぐ前に知っておくこと
- クラウドの AI を使うにはログインが要ります。自分で鍵を入れた場合も同じです。ログインは会社のご契約のためのものなので、会社のドメインのメールアドレス(例:name@会社名.co.jp)だけが使えます。Gmail などのフリーメールではログインできません。
- ログインなしで使えるのは、この PC の無料の AI だけです。フォルダを見る・探す・プレビューなど、エクスプローラーと同じ機能は、どの場合もログイン不要です。
- クラウドの AI を選ぶと、頼んだ書類の抜粋がそのサービスへ送られます。答えには、どこで読んだかが毎回1行出ます。
- AI が読めるのは、会社フォルダに登録した場所の中だけです。デスクトップなどは読みません。
どの AI を選ぶか
| 鍵・契約 | 書類が外に出るか | こんな人に | |
|---|---|---|---|
| この PC の AI | 要らない | 出ない | まず試したい。書類を外に出したくない |
| Claude(Anthropic) | API キー | 出る(学習には使われない) | 日本語の長い書類を、安定して読ませたい |
| ChatGPT(OpenAI) | API キー | 出る(学習には使われない・不正利用の監視のため最長30日保管) | すでに OpenAI を契約している |
| Gemini(Google) | API キー | 出る(無料枠の鍵は学習に使われる) | すでに Google Cloud を契約している |
※ 学習の扱いは2026年10月時点の各社の規約によります。規約は変わることがあるので、使う前に各社の最新の規約をご確認ください。
共通の流れ(どの AI も同じ)
- 選んだ会社のサイトで、鍵(API キー)を作る。
- 先に、使いすぎの上限を決める(下の注意を読んでください)。
- FolderOS の左下の「設定」を開き、「AI の設定」で、同じ AI を選ぶ。
- キーの欄に鍵を貼り付けて、[保存]を押す。
- [接続を確認]を押す。書類は送らずに、鍵が通るかだけを確かめます。
- 会社フォルダの書類を1つ選び、右クリック →「AI に頼む」→「要約する」で、1回試す。
鍵は、パスワードと同じものです。人に渡さない・メールやチャットに貼らない・画面を共有するときは映さない。FolderOS では、保存したあと画面には一部しか表示されません。もし他人に知られたら、その会社のサイトで鍵を削除して、作り直してください。
先に、使いすぎの上限を決める
API は、使った分だけ請求されます。書類をたくさん頼むと、思ったより増えることがあります。鍵を作ったら、貼る前に次を決めておくと安心です。
- 各社の管理画面で、月の上限額、または使った額の通知を設定する。(上限で止まるものと、通知だけのものがあります。通知だけの場合は、届いたら自分で止めます。)
- 最初は少額だけ入れておく(前払いの仕組みがある会社の場合)。
- メニューの名前は各社で変わるので、「利用上限」「予算」「請求」などの言葉で探してください。
A. この PC の AI(無料・鍵は要りません)
- FolderOS で、書類を1つ選び、右クリック →「AI に頼む」→「要約する」を押す。
- AI が入っていなければ、入れ方の画面が出ます。画面の3つの手順に沿って、Ollama(無料のソフト)のインストーラーを開いて入れてください(入れるのはご自身です。FolderOS が勝手に入れることはありません)。
- 入れ終わったら、FolderOS に戻ります。AI の本体(Gemma)の取り込みが始まります。合わせて約5GBの空きと、時間(10〜30分ほど)が必要です。取り込み中も、フォルダは普通に見られます。
- 終わると、控えていた依頼が自動で続きます。
よくある失敗:パソコンの空き容量が足りない/会社の PC で、ソフトの追加が制限されている(その場合は情報システムの担当者に、Ollama を入れてよいか確認してください)。
B. Claude(Anthropic)
- Anthropic のコンソールの「API Keys」のページを開く。(Claude.ai のチャット用の契約とは別に、API 用の登録と支払い設定が要ります。)
- 新しい鍵を作る。
sk-ant-で始まる文字列が表示されます。表示されるのは作った直後の1回だけなので、すぐコピーします。 - 同じコンソールで、月の利用上限を設定する。
- FolderOS の「設定」›「AI の設定」で Anthropic を選び、鍵を貼って[保存]、[接続を確認]。
よくある失敗:残高がない/支払い方法を登録していない([接続を確認]で、鍵が通らない・残高がない、という趣旨の表示になります)。
学習の扱い:商用規約で、送った内容を学習に使わないとされています。
C. ChatGPT(OpenAI)
- OpenAI の API キーのページを開く。(ChatGPT の月額プランとは別に、API 用の支払い設定が要ります。)
- 新しい鍵を作る。
sk-で始まる文字列です。表示されるのは作った直後の1回だけなので、すぐコピーします。 - 同じサイトの請求まわりの画面で、月の利用上限を設定する。
- FolderOS の「設定」›「AI の設定」で ChatGPT(OpenAI) を選び、鍵を貼って[保存]、[接続を確認]。
よくある失敗:鍵を作ったのに、支払い設定がまだで使えない/組織やプロジェクトの権限で、鍵の使えるモデルが限られている。
学習の扱い:本人が許可しない限り、API に送った内容は学習に使われません。不正利用の監視のため、最長30日保管されます。
D. Gemini(Google)
- Google AI Studio の API キーのページを開く。
- 鍵を作る。
AIzaで始まる文字列です。 - 会社の書類を送るなら、請求先(支払い)を設定した「有料枠」の鍵を使ってください。
- FolderOS の「設定」›「AI の設定」で Gemini を選び、鍵を貼って[保存]、[接続を確認]。
Gemini は、特に注意してください。無料枠の鍵に送った内容は、Google が製品の改良に使い、人が読むこともあります。FolderOS からは、その鍵が無料枠か有料枠かを見分けられないため、Gemini を選ぶと、設定画面に常に警告が出ます。会社の書類は、有料枠の鍵でだけ使ってください。
よくある失敗:無料枠の鍵のまま、回数の上限(混雑)に当たる/Google Cloud の予算は、上限で止めず「通知」だけのことが多い(通知の設定と、使った額の定期的な確認をしてください)。
つながらないとき
うまくいかないときは、画面の下に出る帯に、原因と次に押すボタンが出ます。
| 出ること | 原因 | 次にすること |
|---|---|---|
| 鍵が無効、という趣旨の表示 | 鍵の貼り間違い(前後の空白、一部の欠け)/鍵を削除した/別の会社の鍵を、別の AI の欄に貼った | 鍵を貼り直す。選んでいる AI と、鍵の会社が同じか確かめる |
| 混んでいる・回数の上限、という趣旨の表示 | その会社の AI が混んでいる/使える回数や額の上限に当たった | 少し待って[もう一度]。何度も出るなら、各社の管理画面で上限を確認する |
| 時間がかかりすぎ、という趣旨の表示 | 書類が大きい/回線が遅い | [もう一度]。繰り返すなら、小さい書類で試す |
| ログインが必要、という趣旨の表示 | クラウドの AI は、ログインが要る | 会社のドメインのメールでログインする。難しければ、この PC の AI を使う |
それでも解決しないときは、サポートのフォームから、画面に出た文をそのまま貼ってご連絡ください。
まず、この PC の AI で試してみてください
FolderOS は Microsoft Store から無料で入手でき、ログインも要りません。この PC の AI だけで使えます。
まとめ
- まずは、鍵が要らない・書類が外に出ない、この PC の AI から。
- クラウドの AI は、鍵を作る → 先に上限を決める → FolderOS に貼る → [接続を確認]の順。
- クラウドの AI は、ログインが要る。ログインは会社のドメインのメールだけ。
- Gemini は、会社の書類を送るなら、有料枠の鍵だけ。